「ペプシスペシャル」 サントリーも“特保コーラ”発売へ

「ペプシ"スペシャル"」

何がスペシャルなのかと一瞬思うが、キリンビバレッジが今年4月に発売開始した「キリンメッツコーラ」でメジャー化した”特保のコーラ”をサントリーが追撃する形で「ペプシスペシャル」の発売を6日に発表した。

歯が溶けるといった都市伝説も出るほど、あまり健康食品とはイメージがかけ離れているコーラに対して特定保健用食品と銘打った特保のコーラは新鮮で、メッツコーラの売れ行きも好調らしい。
メッツコーラは発売２週間で年間販売目標の１００万ケースを突破し、７月に目標数値を６００万ケース、９月には７００万ケースへと上方修正したという。


サントリー食品は特定保健用食品のコーラ飲料「ペプシスペシャル」を１３日に発売するが、特保のコーラで認知度の高い「メッツコーラ」に対してブランド力のある「ペプシ」ブランドでどこまで追撃できるか。


ペプシスペシャルは食物繊維「難消化性デキストリン」を配合したことで、脂肪の吸収を抑えて食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにするという。価格は１本（４９０ミリリットル）１５８円。メーンターゲットは３０～４０代男性。年内に１００万ケース（１ケースは２４本）、３年後には年間１０００万ケース規模の販売を目指すという。


ペプシスペシャルとメッツコーラは価格は同じで効能も今のところ差はないようだ。
その為今後、ストレートに味での勝負、店頭でインパクトのあるパッケージ勝負、あるいはCMなどの広告勝負が激化すると思われる。

まずはメッツコーラを飲んだ人は、試しにペプシスペシャルを飲んでみることは容易に想像できる。となると、ペプシとしてはまずは味で特保コーラのリピーターを引き付けることができなければ厳しいスタートになるだろう。

次に期待できるのはペプシファン、ペプシはこれまでも数多くの限定ペプシ企画で楽しませてきたので、今回も1回くらいは飲んでみるだろう。その時にペプシゼロやこれまでの企画商品と比較された上で、レギュラー製品として残れるかが、勝負どころか。

ちなみに、ペプシのラインナップとして「ペプシ　ホワイト」を12月11日（火）から全国で季節限定発売する予定。

これまでの季節限定商品としては、2007年に発売した、きゅうり風味の「ペプシ　アイスキューカンバー」をはじめ、「ペプシ　あずき」「ペプシ　ソルティーウォーターメロン」など限定商品を毎年発売し、話題を集めている。

今回発売する「ペプシ　ホワイト」は、冬にぴったりの“ほんのりみかんが香る”爽やかな味わいの白いコーラ。パッケージは、雪だるまのイラストを使用したデザインを6種類あるのも魅力か。


季節限定物とは違い、レギュラー獲得を目指しているであろう特保のペプシスペシャル。
その名前に負けない売れ行きが期待できるか楽しみだ。

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